小松市にあるTMワークスからの依頼で「サーキット走行の動画にエンジン回転数やスピード、ラップタイムをのっけたやつ撮れないか」と依頼があり、5月末に鈴鹿で撮影することになりました。
今回は鈴鹿でTMワークスのデモカーにプロドライバーのターザン山田氏でタイムアタックを行い、ナンバー付車両としての日本最速ラップを目指すとの事。しかし、季節的に気温をや路面温度を考えると、この時期に最速タイムを出すのは厳しいという事になり、12月の走行会に向けてテスト走行という事になりました。
それならという事で、実際の鈴鹿の撮影の前からショップでの撮影やインタビュー映像も入れてドキュメンタリー3部作にしてはどうかという事になり、今回の撮影となりました。
鈴鹿での撮影は1年半ぶりです。ちょっと急な依頼であった為、助手のカメラマンが手配できずワンオペでの撮影に。覚悟はしてましたが、鈴鹿は広い。一日中走りまわってヘロヘロの汗だくで撮ったドキュメンタリーです。
ターザン山田氏と言えば、バブル世代でOptionを読んでた私としては当然知ってますし有名人ですし、すごい人という印象です。前日に打ち合わせもしましたがやはり緊張しました。
残念なのが、ピンマイクの不具合でターザン山田氏のドライビング中の喋りが拾えず、GoProのマイクで拾った音をエンジンアイドル音を出来るだけカットした所だけしか使えなかった事。次回はしっかり撮れるようにします。あと、午後から急に風が強くなり、マイクのウインドシールドを忘れてしまった為、風切り音が相当入ってしまった事。イコライザーで出来るだけカットはしましたが悔いが残ります。
前回の鈴鹿では望遠レンズ+ミラーレスの組み合わせで画質優先で撮りましたがワンオペで走り回ることを考え、今回は機動性重視でSONY PXW-Z190を使用し、ピット内ではα7SⅢ+EF PZ28-135mmで手持ちで撮影しました。PXW-Z190のようなハンディカムはNDフィルターが付いているので外での撮影は助かります。α7SⅢはNDフィルター無しで今回はアイリスはオートで撮影。
この様な外でのドキュメンタリー撮影や取材系にはPXW-Z190のようなハンディカムが便利だなと痛感しました。滅多に行わないような撮影なのでハンディカムはレンタルで十分ですが、使い方を覚えとかないとまともに撮れなかったりするのでレンタルの場合は注意が必要です。特に音に関しては4チャンネルで録音するので、チャンネルの割り振り、ゲイン調整を事前にテストしておかないと痛い目にあいます。
コンサートや保育園などの発表会の撮影もそうですが、こういった撮りなおしの利かない一発勝負の撮影はあらかじめ十分にシュミレーションしておかないと大変なことになりますね。
次回も10月か11月あたりにあるので、きっちり準備して出来れば助手も連れて行きたいです。
最後にTMスタッフとターザン氏とで記念撮影